小屋裏収納。建築Q&A。
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建築確認申請と小屋裏収納

はじめまして、現在家を建てようとしている者です。

二つの会社と話をすすめております。その中で、小屋裏利用で2階建てと3階建てのどちらで建築申請するか悩んでます。工務店の方は2階での3階でも設計費用変わらないということでした。普段から2階建てでも構造計算はしているからだそうです。

地元のハウスメーカーの方は3階建ての構造計算と図面は外注なので2階建てより25万ほど費用がかかりますということでした。役場の検査が終わってから天井を上げればいいそうです。

そこで質問なのですが2階建てと3階建てでは設計料に差はあるのですか?

アドバイス

結論から申しますと2階建てと3階建てでは設計料に差が出るのが一般的です。

ハウスメーカーさんが申されている外注の25万円という金額も一般的な範囲です。 また工務店の言う2階でも3階でも設計費用は変わらないというのもまんざら嘘ではありません。なぜ差がでるのか説明しますと。

文面からおそらく木質系住宅を計画されているとおもいますが、木質系住宅の場合、建築基準法では2階建てまでは「壁量計算」という簡易の構造計算が認められています。この計算は紙と鉛筆が有れば出来る簡便なものです。それに対し3階建てでは本格的な「構造計算」が必要になっていきます。

この計算はコンピュータプログラムを使って行うのが一般的ですが、このソフトが1本数十万円と結構値段がはります。また計算のルールが変更になる度にアップデートが必要でかなりのコストになります。工務店さんの場合は建物1棟当たりの利益幅が比較的大きいのでソフトの維持コストを何とか吸収出来ますが、外注設計事務所の場合、もともと利益幅がさほど無いため追加の費用が必要になる訳です。

ところで、小屋裏利用をしつつ2階建てで収めるにはルールがあります。このルールを1つでも破ると、外からの見た目は2階建てでも3階建てとなります。

  • 面積は2階(直下階)の2分の1以下
  • 天井高さは最も高い場所で1.4m以下
  • 取り外し(格納)の出来る仮設のはしごで登る(固定階段は不可)

というのがルールですが、天井高さの問題や固定の階段を付けたいと言う理由から3階建てにしてしまう事がよくあります。

3階建になると2階建の時よりも若干法律の規制が増え次の計画をしなければなりません。

  • 1階に避難するための3階からの直通階段(扉等を開ける事無く1階まで下りられるもの)
  • 3階に消防隊が進入出来るための窓(非常用進入口、よくビルなどで下向きの赤い▲シールの貼ってあるものです)
  • 建物全体で火災時の煙の排出できる窓の設置
  • 本格的な「構造計算」
  • 地域によっては工事中に役所の検査(中間検査)

などなど

と、実際に設計する上でも検討項目が増える為、設計料も2階建てより3階建ての方が割高になる事が多いようです。尚、2階建に小屋裏収納を設置する場合、通常1,2階の耐力壁を割増することになっています。

あと、「役所の検査が終わってから天井を上げればいいそうです。」に関しては立場上ノーコメントとさせて頂きます。